心と心のつながり
読み聞かせの効果についていくつか挙げてきました。
その締めくくりとして最も大切なことをお伝えしたいと思います。
それは、読み聞かせとは効果を期待して行うものではないということです。
子どもは読み聞かせが大好きです。
絵本の内容が楽しいからということとともに、自分の大好きなお母さんやお父さんが自分のためだけに愛情を込めた優しく読んでくれるから大好きなのです。
読み聞かせで最も重要なファクターは「愛情」です。
こどもに対する愛情なくしてはそれは読み聞かせでも何でもありません。
素直な気持ちで、心をこめて、大きな愛情を注ぎながら行う読み聞かせこそが本当の読み聞かせです。
読み聞かせの時間は親子が何気なく心の底から交流できるとても大切な時間となります。
親子の強い絆を築き、より深い愛情をもって子どもを見直すことのできる時間となるでしょう。
子どもの成長に親の愛情は欠かすことの出来ないものです。子どもが人生を歩いている途中でつまずきかけたとしてもその愛情という柱を支えにして立ち直ることができます。
想像力の成長
IMGINATION
「人の話を聞いて、その内容を理解する力」「文章を読んでその内容を理解する力」つまり、想像力や考える力(思考力)が育っていない子どもが増えているのです。