もうひとつの「奇跡のひと」

カテゴリー:

読み聞かせ①

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。

 

 

もうひとつの「奇跡のひと」

 

ヘレン・ケラーではないフランスで実在した人物の映画「奇跡のひと」を観てきました。

耳が聞こえない、目が見えない女の子マリーは教育を受けることなく10歳頃まで野生児のように育っていました。

人と関わったことがないのですから、「言葉」の存在すら知りません。

ある日、彼女に出会った修道女のマグリッドはマリーの強い魂に打たれ、マリーに教育を始めます。生活することから、物には名前があり感情を表す「言葉」があることを教えようとします。

しかし、何をやっても「言葉」の意味を理解できず、マグリッドのこころは何度も折れそうになるのですが、マリーのお気に入りのナイフを何度も何度も手話で伝え続けているとある日マリーがナイフの意味を表すようにゆっくりと手を動かしているではありませんか。

「言葉」があることに気付いた瞬間

子どもたちもこうやって「言葉」を獲得していくのですね。

マリーとマグリッド

2人の関わりがあったからこそ、マグリッドの根気がマリーを思う気持ちが「言葉」を生み出したのです。

関わりなしには「言葉」は生まれません

放っておかれた子どもが「言葉」を獲得しますか?

テレビやDVDからの「言葉」は魂のこもった「生きている言葉」ではありません。

関わることでしか「言葉」は生まれず、増えもしませんね。

「絵本」を読んだり、お話したり、そんな関わりから「豊かな言葉」は生まれるのです。

根気よく関わったマグリッドを道しるべに子どもへの「声掛け」「読み聞かせ」してくださいね。

 

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江

 

孫育ての絵本講座開催

積志協働センター

9/11, 25, 10/2, 16, 11/6 (金) 10:00~11:30

申し込みは積志協働センター 担当 夏目さん