ジュリアス・シーザー
ユリウス・カエサル
「指導者に求められる資質は、次の5つである。
知性
説得力
肉体的な耐久力
自己制御の能力
維持する意志
カエサルだけが、このすべてを持っていた。」
とイタリアの高校で使われている、歴史の教科書に載っているとのこと。
どうやって育てればカエサルのようになるのか、興味を抱きますね。
我が子が社会で自分を見失わず、自己表現しながら未来へと続く仕事をしてほしいと願いながらも、どうやって日々子どもに接すればよいのか、迷うところです。
接する時間が長い人の影響を、良し悪しの問題を別にしても子どもは受けるものです。
小さい時は特に理屈なしで、細胞レベルで受け継がれて行きます。
親が笑えば子も笑い、環境が不安定になれば子どもの心身も不安定になるのは、経験が証明しているものと思います。
では、なぜカエサルがこのような力を持ち合わせたのか、書物から読み解いてみると、最大の貢献は、想像通り「母」の育て方にありました。
母の愛情を満身に浴びて育ったとの記載。
以下、「ローマ人の物語」塩野七生 から抜粋
カエサルは絶望的な状態になっても機嫌の良さを失わず、楽天的でいられたのもゆるぎない自信があったからだ。男にとって最初に自負心をもたせてくれるのは、母親が注ぐ愛情、幼児に母の愛情に恵まれて育てば、人は自然に、自信に裏付けされたバランス感覚も会得する。
そして、過去に捕らわれずに未来に目を向ける積極性も、知らず知らずのうちに身につけてくる。
カエサルのように育てたければ、この一説を頭に入れておくのはいかがでしょうか。
「ねる前に絵本を一冊」のUluru代表 中村 文江