ベトナムの女の子
ベトナムから
ベトナムから日本に留学に来ている女の子のHome stayを行いました。
勤勉、忍耐強く、手伝いも積極的でいろんなことに対して前向きに取り組む姿は、日本人のお手本のような女の子でした。
悲しい戦争のこと、家族のこと、自分が進みたい道、笑顔と時々家族を思い出し涙する彼女の姿から日本人が失いかけているものを気付かせてくれるものでした。
若いころから携帯を持ち、大学の学費を払ってもらい、車やブランド品の所有、挙句の果てに引きこもり。
「自立」には強い意志が不可欠だと彼女から教えられました。
親も子も地域も国も。
「覚悟」を持って「自立」への道を選択しなければ、可能性もつぶしかねません。
貧乏が悪いことではなく、自分の進みたい道を粘り強く歩ける子に育てられないことに問題があります。
「人との出会い」によって変化する経験は誰にもあるでしょう。しかし、そのチャンスを真摯な態度でつなげていける力の有無で人生は大きく変わります。
親が子どもに教えることは、「正直」「勤勉」「忍耐」「働くことの意味」「人を大切にすること」こんな月並みな言葉ではないでしょうか。
彼女に出会い、日本の教育を憂う今日です。
「ねる前に絵本を一冊」のUluru代表 中村 文江