愛すること

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仕立て屋さん1

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。

 

愛すること

 

ある国にとても腕の良い女の子の仕立て屋さんがいました。王様の結婚候補者3人にドレスを作ることになり3日間にわたりドレスを作り、それを舞踏会が開催される宮殿に届けます。そこで、王様の召使に出会い、お互いが惹かれあいます。

しかし、その召使は3日間の舞踏会が終わると王様の宮殿に帰らなければならず、、、。

このお話にはいろんな仕掛けがあり、触れた人を考えさせたり、涙させたり、笑みを生み出し、幸せホルモンさえも促します。

この物語の要となる役を高校3年生の男の子と女の子が演じました。取り組み始めの頃は物語を自分に引き寄せることができず、表面的にしか捉える事ができませんでした。恥ずかしさも手伝って立ち止まることもしばしば。本番はどうなる事かと思っていましたが、見事にお話の世界に入り込み、女の子は素直で愛らしく、人を愛する切なさや喜びが表れており、男の子も優しい眼差しに堂々とした仕草が表れていました。

その2人を際立たせる他のメンバーも物語に入り込み、全員で観客を魅了していました。

思春期に出会ったこの物語は大きな意味を持ちます。

人を愛すること、素直に生きること、好きなことに出会うこと、名誉や権力、お金や物への執着、結婚の条件、優先順位、、

時を経て語り伝えられてきたお話には、生きるために必要な「知恵」が必ず含まれています。

10代の彼らがこの物語に出会い、内面を探りながら自分たちの解釈で組み立てていく作業は尊いものです。

親や先生の100回以上の説教より1つの物語。

是非、是非物語を子どもたちに。

 

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江

 

 

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