東北
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。
東北
昨日で震災が起こってから4年。洗濯物を畳んでいる時、めまいのような揺れを感じました。
その後次々と飛び込んでくるニュース、日本で起こっていることなのかと目を疑う光景に唖然とした記憶があります。
みなさんもいつもどこかに“東北”が引っ掛かっているのではありませんか。
私は震災の起きた2011年12月30日に宮城県名取市に行きました。スーツケースに“絵本”を詰められるだけ詰めて。しかし、絵本をひろげられたのは震災ボランティアに来ていた広島の中学生へと仮設住宅に住むひとりの女の人へのみでした。
ほとんどの仮設住宅ではお線香が焚かれ、悲しみを語り始められたばかりでした。
語られるお話を聴くこと、その時はそれが最優先でした。
仮設住宅に住まわれている“もりしげさん”が地域一帯海にのまれてしまった場所を案内してくれました。打ち上げられた大きな船や鉄骨だけの建物、小高い山の墓碑、言葉がありませんでした。
“もりしげさん”の農地も家もどこにもありませんでした。その後、“もりしげさん”が仮設住宅で脳卒中を起こしていたことが分かり、震災後の二次災害を憂いました。
なんという巡りあわせか、私の娘と息子が震災ボランティアに行った際“もりしげさん”の病院からの初外出のお手伝いをさせていただいたようです。娘たちの写真に“もりしげさん”が嬉しそうに家族と会っている姿、胸がいっぱいになりました。
私たちができることって何でしょう。
東北の物産を購入すること、行くこと、募金すること、東北を忘れないこと、それぞれの方法でできること。
来週、私も名取に行ってきます。
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江