水先案内人

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バッタ

地域子ども情報を発信している団体から図書推薦のコラム依頼があり、初投稿。

夏、アメリカへ行く前に依頼があり、後回しになっていた仕事。

我が子と読んできた本や友だちから紹介されたもの、旅の途中で出会った本など、自分の視点で紹介していこうと思っている。

子どもがいなかったら、こんなにたくさんの絵本や物語に出会わなかっただろう。

始めは、子どものためにと読んでいたが、自分に向けられる言葉に出会う度に見方が変わってきた。

「どの絵本が子どもにいいですか?」という質問を受ける。

講演会では一般的な基準を伝えるが、自分の心に今、響いてくるものでいい。

それぞれの感性でそれぞれの状況で出会う。

その物語や絵が明日の生きるエネルギーにつながればそれでいい。

背伸びする必要もなく、周りの声にも振り回されず、親子で楽しみ、のんびりと物語に入っていく。

生活に息苦しさを覚えたら、絵本や児童文学を手にとってみては?

エンデやファージョン、宮沢賢治、新美南吉、、、

余分な考えをそぎ落としてくれる。

生きるのに何が大切なのか、目に見えないものをそっと教えてくれる。

私は小さな水先案内人。