物語の力
「物語の力」
先週から我が家にホームスティに来ているインドネシアの高校生を連れて日本の大学生による物語表現活動を観に行きました。
衣装も舞台装置もなくどれほど理解できるのか多少不安もありましたが、言語は英語と日本語のバイリンガルでしたので思い切って連れていきました。
大きな拍手を送るときもあれば、顔を曇らせ嫌悪感を露わにするときもありました。
多分宗教上の関係で受け入れがたい物語もあったのでしょう。
しかし、彼らの反応を見て、「物語」の偉大さを更に感じました。
「物語」とは人間の根源的な部分に強く影響を及ぼします。
多様な文化、思考、宗教、生活様式、、、
小さい子は「絵本」から
大きくなれば「物語」から
様々な立場や考え方に触れ、向き合わせてくれます。
インドネシアの高校生二人はイスラム教信者であり毎日5回のお祈りと厳格な食事やルールがありました。
その彼らと生活を共にし、また「物語」について話し合ったことは貴重な体験でした。
小さいときから「物語」に触れることは善悪を含めた思考、行動といった生活スタイルに大きく影響するものだと改めて思いました。
「ねる前に絵本を一冊」のUluru代表 中村 文江