苦行

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「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。

 

苦行

 

青少年活動で「西遊記」に取り組んでいるため、三蔵法師やブッダ、仏教について調べることが多くなり、かなり自分自身も感化されています。

ブッダにしろ、玄奘にしろ延々と続く道を様々な困難に出会いながらも歩みを止めることなく進みます。

人間は常に「苦」がつきまとうということ、生老病死、どんな苦行をしても逃れることはできないことを知っていました。

だからブッダも玄奘も人間の苦しみを捉え方によって軽減できることや、正しい生き方を知ることで楽になることを説き歩み続けたのです。

「苦しい」ことや「つらい」「しんどい」ことを子どもにはさせたくないと親なら思いますよね。

でも、よく考えて下さい。

苦しい経験もつらい経験もなく育つとどんな大人になると思いますか。

誰かの痛みが分かる子になりますか。

いじめられている子、悲しんでいる子、病気で苦しんでいる子の気持ちが分かる、そんな子になって欲しいですね。

ブッダも玄奘も人々の苦しみが分かるから命がけで旅に出ました。

自分の利益、自分のことだけ今だけを考えている人の発想ではありませんね。

我が子が大人なり、その子なりの他者への思いやりが形となって表れること願っています。

大それたことではなく、席を譲る、ゴミを拾う、笑顔で挨拶する、自分の専門分野で役に立つなど、そんな子に育ってほしいですね。

「苦行」は人の痛みを知るために必要な修行、経験です。

子どもたちに敢えて「苦行」を、そして親自身も人の痛みを感じられる生活を心掛けたいものですね

 

 

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江

 

 

 

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