西遊記

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さる

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。

 

西遊記

 

「どうして、私だけこんなに苦労しなくてはいけないの。」「隣の家は幸せそうだな~」

そんな思いを抱いた経験ありませんか。災難が続いたり、何をやってもうまくいかないときは、どうして私だけ、、、と正直思いますよね。

先日、小学生の子どもたちと「西遊記」の表現活動に取り組んでいた際、聞きなれない言葉に小学生が疑問を持ちました。“ハスの花”“死んでは生まれ、生まれては死んで”“天竺”“お経”“お札”、、、、ということで、各自家で調べて来ることになりました。

そんなわけで私も気にかけていたのか、新聞の記事に目が留まりました。

2500年前にブッダが教えを説き始め、悟りを開いた地ブッダガヤから北西へ約250Km。サールナートの地で、ブッダは弟子たちに静かに真理のことばを話し始めました。

「人生は生老病死、これすなわち苦の集積である。たとえ厳しい苦行をしても、それらの苦を滅することはできない。

 極端を避け、全人格を健全にしていくことこそが悟りへの道である。」

生まれてきたこと自体が苦行の始まりなんですね。説得力あります。私だけ苦しいのではないってことが少しでも分かれば、他人に対しても自分に対しても寛容になれますね。

うまくいけばラッキーくらいに思っていれば、気も楽ですね。

「人生は苦」と喝破したブッダは一方で「この世界は美しく、人間の命は甘美なものだ」とも語っています。

慈悲の心を持ち、苦界にあっても生を肯定し続けたブッダの言葉に生きるヒントがありそうですね。

 

 

 

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江