足るを知る
夫が大きな鯛を釣ってきた。
もっと釣れそうだったけど、止めてきたとのこと。
山に行ってタラの芽をいただく時も、タケノコを採る時も、欲張った採り方はしない。
自分の分を分けてもらう、来年につながるように残しておく。
林に面している木にミカンを半分に切り、鳥のためにさしておく。
そんな生き方をしている彼は、欲張らない。
未来に、この自然を環境を残していくための静かな関わりをしている。
「足るを知る」
何をもって満足とするのか、人間の欲望が様々な問題を生む中で、彼の生き方はひとつの答えを出している。
身の回りを見渡し、本当に必要なものなのか、無くても生きていけるのか、
欲しいと思っているものは、本当に必要なのか、
じっくり考え、整理すると、自分の大切にしていることが、物が、自分の生き方、考え方、価値観につながっているのに気付く。
身の回りを見渡してみよう。
購入する前に、自分にとって本当に必要なものなのか、考えてみよう。