1年は10年

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「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。

 

昨日の新聞に静岡県知事が若者の海外留学を推進し、奨学金や支援をするという内容の記事が掲載されていました。

ネットやテレビで海外映像はもちろん見ることができます。

毎日、ニュースも伝わってきます。

しかし、実際海外に行きその国の空気を吸い、大地を歩き、人や文化に触れてくることはバーチャルな世界とは比べものにはなりません。

「西遊記」の話の中で、天上界の1年は地上の10年というくだりがありますがまさに若者にとっての1年は大人の10年分くらいの価値があります。

若者が自分の足で海外に行くことはその後の価値観や日本のあり方にまで影響を及ぼす可能性があります。

先日可決された18歳投票権しかり、海外に行かなければ、目を向けなければ可決されなかった議案です。

日本の子どもたちは一律に高い教育は受けているものの自分で考え、選択する力が貧弱です。

自分の考えを述べる機会も少なく、また周りも独自の方法に対して寛容の空気が作られていませんね。

「和」を重んじ、協調を求められるので真面目な若者は応えようとします。みんながバラバラではまとまらず、混乱も起きますね。しかし、間違った選択をした場合それに向かって一丸となって進んでいく危険性もはらんでいます。

これからの世の中はダイバー・シティ(多様性)となり、もっと一人ひとりの考えや行動が重要となります。

自分や日本の常識がすべて世界の常識ではありませんね。

若い時に海外での生活に触れている人は柔軟性があり、自らの体験によって順応力、問題解決力、視野の広さを持ち合わせており、生き延びる力を備えています。

若者こそ、海外に出るべき。

自分の目で見て、感じてくること、メディアや周囲からの偏見や先入観で物事を判断せず自らの責任で選択することが大切。

若者が本当に権利を得ることとは若者自らが考え、選択する力を備えることなのです。

勇気を持って一歩外に。

「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江

 

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