火焔山に旅して

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「西遊記」について調べていたら、悟空たちが辿った道や火焔山を見たくなり、13年前に1人で行ってみた。
西安からウルムチ、トルファン、カシュガルへと列車での旅、列車で出会った人々やそれぞれの土地で出会った人々の顔や話した内容が思い出される。

大学生の女の子が英語や漢字の筆談で日本のことを聞いてきたり、家族連れのお父さんがアラビアンナイトに出てくるような宝石がついたナイフでメロンを切り分け頂いたり、
路地でおじいさんが赤土で造った器について話したり、お土産を売るあどけない少年少女に出会ったりと、、今、新疆の人たちはどんな気持ちでいるのだろう。

私が出会った人は漢民族とかウイグルとかの区別はない。

トルファンで出会った女の子は元気だろうか、ウルムチの大学生はどんな仕事をしているだろうか、子どもを育てながら仕事をしているカシュガルの彼女はどうしているだろうか、、
出会った人がいる国に起こっていることが気になる。

旅をしてそこで出会った人々を思う時、報道が他人事でなくなる。

火焔山はもちろん燃えているような丘陵だった。