生もの
人とつながるということを今、改めて問わなくてはいけない時代になっている。
昨年の自殺率についての統計、15年ぶりに全体の自殺者は3万人を下回ったそうだ。しかし、年代別にみると20代が増えている。
2006年では60人だったのが、2012年では149人
就職活動で失敗し、それが自殺の原因になっているとのこと。
就活で役に立つ情報源は友人、知人が69% その次がインターネット掲示板やSNSの45%
本来役立つはずのインターネットが時には就職が決まらないものにとっては追いこまれる材料となるとのこと。
一人で悩み、ネットに依存していると社会から取り残されるような錯覚を覚えたり、孤独感を増幅させてしまうのか。
自分が困ったときに会って支えてくれる人がいるか。本当に親身になってそばにいてくれる人はいるのか。
それは、日々自分が人に会い、自分の言葉で話し、笑い、関わることでしか手に入らない、貴重なものだ。
人間はなまもの。
生きていることは足を運び、表現し、関わること。
インターネットは手段であり、本来の人間の営みとは肌で感じるものだと思う。
さあ、友だちや家族と直接話そう。5感を使って。