キジムナー
地区の小学校に読み聞かせに行っている。朝の15分、たかが15分だが、私にとってこの15分が子どもたちに大切なことを伝える貴重な時間となる。
今日4年生に選んだのは「鮫どんとキジムナー」 沖縄の昔話。
朝、読むには最後が残酷だが、目に見えないものを大切にしてほしい思いをこの物語で伝えた。
沖縄に旅行する人はたくさんいるが、キジムナーの存在を知っている人は少ない。
大きなガジュマルの木に赤毛の妖精が住んでいる。
目に見えないものを大切にする、気にかける、そんな思いが優しさや誠実さにつながっているのではないだろうか。
妖精の存在は心の声に似ているのかもしれない。