かぐや姫
今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことに使ひけり。
と 続く「竹取物語」
高畑 勲監督 ジブリ作品を見た。
原作を知っているが故に、内容についてつっこみ所はたくさんあるが、今回この作品から私が受けたメッセージについて書こうと思う。
「どこにいても苦しみや悩みはある。 今、ここで、この場所で一生懸命生きる ことがその悩みに対しての解決策であり、生まれてきた意味なのだ。だから、生きろ!」 と。
かぐや姫が月の世界から地上に送られ、いろんな環境におかれ、自分の力ではどうにもならないことまで起こる。
でも、生きなくてはいけない。
この世に生まれたということはつまり、どんな状況におかれても生ききる術を見つけろということなのではないかと思う。
悩みがない人がこの世にいるだろうか。
みんなある。自分だけが苦しいわけではない。
だったら、タフに生きて行かなくてはならない。そして、周りに優しくしなければならない。一人では生きていけないことを知り、助け合わなくてはならない。
「凛と生きる」 覚悟が出来ると自ずと強くしなやかになる。 竹のように。