Alaska

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18年前、青少年の国際交流で北米の中高校生を引率してきたGeorgeを1カ月、うちで受け入れをした。我が子が12才、10才、7才の時。

彼はアラスカ州出身で、仕事は行政のインフラ担当。4Hクラブという青少年育成クラブのメンバーでこの国際交流にシャペロン(引率者)として参加。初めての日本訪問。

日本の狭い道や城、寺、高層ビルまで興味を持ち、家族でいろんな場所に行ったり、子どもたちの夏休みの宿題に即興で道具を作り分かりやすく説明してくれた。もちろんすべて英語だったが、子どもたちには通訳は要らなかった。

彼が帰国しても連絡を取り合い、私と夫は6年前に彼の家を訪問し、忘れられない10日間を過ごした。

馬の世話をし、暖かい背に乗り森を歩き、庭の野菜で料理をし、奥さんのFranとパッチワークをしながらの会話、

山では野生のブルーベリーがたわわに実り、動物たちとも遭遇した。

氷河の中を歩き、コバルトブルーの水溜りに目を奪われ、連なる山並みを前に何度足を止めただろう。

自家用セスナでのマッキンリー周回は言葉を失った。

そして、3年前引っ越した私たちのもとにGeorgeが訪ねてきた。

私たちの国際交流、心の交流はまだまだ続く。