チャイルドライフスペシャリスト

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チャイルドライフスペシャリスト この職業を御存知ですか。

病院で子ども専門に関わる人で、医者や看護師、家族とのパイプ役になる非常に重要な役割をする仕事です。

例えば、子どもが手術を受ける際に、その過程を子どもが受け入れられるように人形を使って擬似体験をしたり、遊びを通して子どもの心理状態を医者に伝えたり、家族のケアをしたりします。

この資格は現在アメリカの大学院でしか取れず、私の教え子のYちゃんは現在2年の大学院を終え、インターンとしてアメリカの病院で仕事をしています。

その彼女が一時帰国で、昨日訪ねて来てくれました。

子どもに接するときに大切にしていることは自分の評価を加えないとのこと。

絵を描いている子に「上手だね。」ではなく、「赤い色で描いているんだね。」とか、事実を捉え主観を交えず接することで、子どもの主体性を削らない。

主体性を持つ。

これは、どの分野にでも共通なことで、重要なことだと改めて感じました。

褒められても、叱られても誰かの基準で測られることには変わりありません。

そのままの自分が出せる、そして、自分の力で選択、行動していける力こそが大切で、余計な評価はいらないのだと納得しました。

人間は本能的に植物と同じで伸びて行くものなのでしょうね。その芽を摘むことなく、子どもたちに接していきたいとYちゃんからの言葉で心新たにしました。