十二支物語
新年になると読む絵本がある。
十二支物語
今年は午。みなさん御存知のように、子丑寅兎辰巳午羊猿酉犬亥の順に並んでいる。
神様のお触れにそれぞれの動物たちが駆け引きしながら順番を競い、早く到着したものから十二支の順になったということ。
1年に1回しか読まないが、時節に沿い味わいが増す。季節や祭りごとに絵本を選ぶと生活の基になっている思想や伝統、成り立ちに触れられる。
十二支物語の絵本はたくさん出ているが、私は瀬川康男氏の絵が好き。
どの動物も飛び出てきそうなくらいの勢いがある。
同じ物語でも絵のタッチで印象が変わる。
いろんな絵本を見比べてみることも楽しいし、自分の感性と一致するものに出会うと宝物になる。
絵本は「絵」が勝負。
おもて表紙からうら表紙まで作者のメッセージが込められている。
十二支物語、今年も楽しく読みましょ