部活

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中学生

私の中学時代は部活一色だった。

朝練、放課後、土、日、祝日に試合。

成績を収め自分に自信がつき、一生の友とも出会った。

しかし、失ったものもたくさんあったと、振り返って思う。

価値観が構築される思春期に部活のみ。

これでは視野が広がるはずはない。

学校との往復はあったが、地域の関わりはなかった。

公立の学校に通っていたが、他の子を見てもさほど変わり映えはしなかった。

いや、他のことをしようとしても部活に時間を取られ、出来なかったのではないか。

今、自分の子どもが教師になり、時間のなさに苦しんでいる。放課後、土・日、祝日と部活に拘束。

常識で考えても時間のなさは教師の質を下げる。

授業研究、教師自身の感性、心の余裕、体の健康、、、、

そして、子どもたちも。

現在、中学生を持っている親は我が子が人質にでも取られているようで、言いたくても泣き寝入り状態。その気持ちも分かる。

地域に開かれた学校を!とスローガンだけで校長は決断が出来ない。

地域にはいろんな才能を持っている方が住んでいる。

定年退職し、自分の力を持て余している方もたくさんいる。

学校だけが子どもたちの教育の場ではない。

私が目指しているのは、 「地域で子育てすること」

子どもも教師も疲れていては教育の意味を成さない。