カーペ・ディエム
落ち込むと見る映画がある。
原題”Dead Poets Society” 日本語「今を生きる」
1989年公開 ロビン・ウィリアムが演じるキーテイング先生が規律の厳しい全寮制の学校に赴任し、生徒たちに自由に感じ、自由に生きる喜びを教える。初めは戸惑っていた生徒たちだったが、次第に規則や親に縛られない自由な生き方を望むようになる。
この映画を見た時の衝撃は大きかった。
思春期にキーティング先生に出会っていたら、どんな生き方をしていただろう。
親や先生の言うことは全能の神の言葉のように子どもたちは思う。言うことを聞かないと生命の危険があるから。
しかし、ある時、気付く。
自分の人生は自分で決め、選び、責任を持ち、生きて行くのだと。
「さぁ、ひとりだちの時ョ。飛び立ちなさい。」といきなり離されて飛べるのだろうか?昨日まであ~だ こ~だ、親はガミガミ、テストや部活で評価付けされてきた子どもたちは旅立てるのだろうか?
親や周りの評価に薬づけされた子は自分に羽根があることを忘れてしまう。
「将来のためだから」って 大人はよく言う。
「今」 を精いっぱい生きていない子に将来への道は見えない。
カーペ・ディエム