助け合う生き物
昨日、若者たちのキャンプから帰ってきた。オーストラリアからの中高生と日本の小学4年生以上から大学生、総勢600名が黒姫に集った。
「人間は補い合い、助け合い生きて行く生き物だ。」
このことを強く感じた。
4日間のキャンプの初日、何もかもぎこちなく始まる。それが、2日経ち、3日経ち、4日目の別れの時は家族と別れるような感覚にまでなる。
テレビもネットもゲームもコンビニもなく、自分たちで雪の中を歩き、食事を取りに行ったり、掃除をしたり、野外活動をし、物語に触れ、異文化に出会い、ホームシックの子のそばに寄り添い、大きな声で歌い、笑い、絆が出来て行く。
こんな体験をしてきた子はきっと見えない力を信じるだろう。
一人ひとりはいろんなものを抱えている。それも人間としては当然のこと。
しかし、一人で生きているのではなく、支えてくれる人や協力してくれる人や励ましてくれる人が必ずいる。
だから、逃げるのではなく、勇気を持って進もう。
人間はつながっていきさえすれば、生きていける。