ききみみずきん
地域の小学校への読み聞かせボランティア。昨日は2年1組。
「ききみみずきん」日本の昔話。
ごんざという若者がわなにかかっている猿を助け、お礼にずきんをもらい、そのずきんをかぶると動物や木の声がきこえる。
そのずきんのおかげで村の庄屋どんの病気が治り、長者どんの娘の病気も治ったりするおはなし。
お話のなかのカラスのせりふに「ああ、人間ちゅうのはばかなものさ」というくだりがある。
動物や木や自然に目を向けていれば、人間も病気にならないということを教えてくれる。
人間の利便性、効率性ばかり追い求めていると未来に渡す大切な地球を汚してしまうことにはならないか。
昔からの知恵を学び、人間は謙虚に、自然の一部サイクルの一部と意識し、技術の進歩に敏感になろう。
便利さの追求の裏には失われているものもある。
たまには鳥の声、木々の声、風に耳をすませてみよう。