リーダーになりたくない子どもたち
異年齢の活動を約30年間やってきて、子どもたちが変わってきた。
以前は、リーダーを一度でも味わえば、病みつきになり、どうやればみんなが喜んでくれるのか、何を用意すれば充実した時間が送れるか、真剣に取り組み、何度でも挑戦しようとした。
しかし、今はどんどんその感覚は失われてきている。
取りあえず、自分の近い将来のことを親も子も意識する。
自分のためだけに生きるには、モチベーションに限界があることに気付かない。
勉強でも部活でも、自分のためだけ、親や先生の強制など、持続可能な動機付けにはならない。
結局、誰かに喜んでもらったり、周りが幸せになることが、自分の喜びや感動、幸せにつながり、次の強い動機付けとなる。
「まずは、勉強しなさい。取りあえずは、勉強、、、」 それだけで、心は育ちますか?
勉強してきたことをどこに、どうやって、活かしますか?
心の豊かさが不足していたり、その感覚が分からない子が、その知識を活かせるようになるのでしょうか?
リーダーになる人は、人のことを思える人です。
従業員の生活を考える人、家族の健康を考えられる人、生徒の将来を真剣に考えてくれる人、、、
みんなリーダーとしての心構えは必要なはず。
「誰かのために」
具体的な活動を通して、自分自身も喜びを感じること、そして、繰り返すこと。
そうしていけば、自然と魅力ある人間になります。