楽隊のうさぎ
現在公開されている映画「楽隊のうさぎ」を観た。
なんと出演者の一人がうちの活動に毎週来ている中学生。
二年にわたっての撮影で忙しくしていた。
内容は揺れる中学生のどこにでもある、そんな子がいるような身近なテーマ。同じくらいの年齢の子は自分に置き換えて見るし、親や大人は繊細な思春期を思い出すだろう。
自意識過剰になり、その思いが本人を押しつぶしてしまったり、周りに影響を与える。
自分とは何者かを考える時期でもあり、判断基準、価値観の土台が出来る大切な時でもあるのだが、彼らの関わる世界が狭すぎる。
学校、部活、家庭、塾、お稽古ごと、もっともっといろんな価値観、人種に触れる必要がある。そういう「場」を提案、用意する役割が大人にはある。
世界中にはいろんな人がいる、と実感する体験を子どもたちは大人になる前にする必要性がある。
その体験こそが逞しさや柔軟さにつながり、どこででも誰とでもやっていける力となる。