厳しさは必要か?
私が関わっている子どもたちは、現在、1週間後の発表会(5/5)を前に厳しい環境にいる。
この状況から逃げ出したい子がたくさんいるだろう。
自分の担当箇所を覚え、グループで作った動きを頭に入れ、自分の足で大きな舞台に立たなければならない。
舞台に立つだけでも足がすくむのに、その上、ひとつのドラマを協力してやり遂げなくてはいけないのだ。
見ているこちらがドキドキする。
しかし、詰まろうが、止ろうが、慌てようが、私は舞台に出たら、一切助けない。
何故って?
それを敢えて狙っているから。
自分が努力しなくてはいけないこと、達成した時の喜び、みんなで助け合いなんとか乗り切る、そんな体験をしてほしいからだ。
親御さんもドキドキだろう。
しかし、出来不出来を私は結果としない。
その場で、いろんな感情を味わうこと、それが大切。
見栄えなど2の次、3の次。
いかに、自分たちで全身の機能を使ってやりきるか。
幼稚園や学校、他の習い事のイメージからは大いにかけ離れている。
極端な言い方だと、いかに失敗をするか の「場」なのだ。
自分への厳しさはこの体験から生まれる。
外的要因ではなく、内的要因をいかにつくるか、それが私の仕事。
今年もハラハラ、ドキドキの日がやってくる。
私にとっても厳しい日だ。