春風

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とぷう

今年も春風とぷうがやってきた。

樫の木ホテルを出て、野や山、公園、動物園、幼稚園、それぞれの家の庭にうずまきを巻きながらやってきた。

桜が咲き、チューリップが色を添え、今日はベランダに野桜の花びらが舞っている。

春風とぷうは家族と北上しているのかな。

春の嵐にあうと春風とぷうが来たと思う。家族全員がこのお話を知っていると「とぷうが来たね。」の言葉で共通の感覚が生まれる。

絵本やお話は一人だけのものではなく、誰かと共有できるもの。

そして、親子で共有できるとその感覚が大人になっても残り、愛された実感となって自分を支える。

「本、読みなさい。」  「自分で読めるようになったから、読み聞かせしないよ。」 なんてひどいことは言わないでください。

一緒に読書する時間を作る、お話を共有する、子どもが話したいようなら聴く。

いつか、聴いてあげる、いつか、読んであげる、じゃなく、今、この時期に本のある暮らしをして下さい。

本は知識や知恵を授けてくれるものだけではなく、親の愛情を親の姿勢を表すものですから、、、