STONE SOUP
「石からスープができるかな」
3人の兵隊がお腹をすかし、ある村に辿りついた。しかし、どの村人も食糧を隠して分けてくれない。
そこで、3人の兵隊は頭を寄せ合い、石からスープを作る作戦に出た。
村人たちに大きな鍋だけを借り、そこへ石と水を入れ、沸かす。
村人は何が始まるのかと集まってくる。
「少しばかりの塩があればな~」と兵隊。そこへ塩だけならと運んでくる村人。
「少しばかりの胡椒があればな~」「少しばかりの人参があればな~」「少しばかりのキャベツがあればな~」「少しばかりの肉、少しばかりのポテト、、、、、」と続いて行く。
そして、最後には村人みんなとの宴会。
もう、お分かりでしょうが、みんなで、分け合うこと、知恵を使うこと、様々なヒントがここに隠されている。
自分だけが得をしようと思うと、いざこざが絶えなくなり、孤独で誰も近寄っては来なくなる。
豊かな生活とはどういうことなのか、この作品を通して大切なことを忘れないでいよう。