注文の多い料理店
地域の学校での読み聞かせボランティア、2013年度、締めの今日 4年生のクラス。
昨日から、「注文の多い料理店」に決めていた。
なぜかって?
ひとつは、宮沢賢治の世界を感じてほしかったから
もうひとつは、このお話が大好きだった4年生の男の子が以前この学校にいたから、
彼は3年生の時に、普通学級から特別な学級がある学校に転校した。転校しなければ、今日このクラスにいたかもしれない。
私の異年齢の活動には3才からずっと変わらず、通って来ている。
彼は、絵本や物語が大好きで、特にこの物語が大のお気に入り。
感性が豊かで、かなり難解な物語でも理解し、語ってくれる。
彼のおかげで、周りの子はいろんなことに気付かせてもらっている。
優しい子を察知し、荒れた心の子から遠ざかり、彼の行動が私に、子どもたちの心の状態を教えてくれる。
いろんな子どもと関わることで、理屈なく優しさや気遣いが出来るようになる。
学校という“場”がどのような役割を担う“場”なのか?
また、家庭では何を子どもに教え、伝えなくてはならないのか?
私は、「注文が多い料理店」が大好きな彼に出会えて、大切なことを教わった。