取り出し授業
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。
取り出し授業
学校で「取り出し授業」が行われていることご存知ですか。例えば、クラスに外国人が入っている場合、その子に日本語を教えるために教室から取り出してしまうことです。
また、発達障害と診断された場合も取り出してしまいます。あるいは、学校を変わったりすることもあります。
私が耳にする先生たちの声は、この制度に疑問を投げかけるものです。
なぜかと言うと、子ども同士で教え合ったり助け合ったりしなくなることやラベルを貼られ一生付きまとってしまう現実があるからです。
思い出してみると昔は発達障害のような子もクラスにいました。いろんな子がいて、それぞれの関わりがあってなんとかやっていたように思います。
優しい子が面倒見たり、いつも乱暴な子がある時リーダーシップをとったり、勉強も教え合ったりしていました。
良かれと思って「取り出し授業」を行っているのでしょうが、本当に子どもたちにとって良いことなのでしょうか。
能力別授業に関しても問題提起を以前しましたが、この問題についても同じ論理です。
厄介な子を取り出してしまおうと思っていないでしょうか。手厚く教育をするためと言いながら、実は経済優先、効率優先で行われてはいないでしょうか。
社会に出たら、ますますいろんな人がいます。
お互いが助け合いながら、日々を送ることはどちらにとってもメリットがありますよね。
子どもたち同士の関わりは大人の介入で切断されてしまいかねません。
学び合うチャンスを奪っているかもしれませんね。
良かれと思ってやっていること、時々立ち止まって考えたいものです。
子どもの力を信じたいものです。
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江
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