大自然の中で考えたこと
3週間のアメリカ 国際キャンプ期間中、何度か自然の中で、一人になり考える時間が設けられた。
渓谷を前に、砂漠の中で、深い森の中で
自分の「場所」を探し、一人になる。
そして、自分と向き合う。
子どもたちも最初は戸惑っていた。
一人になる経験が、日本人にはあまりない。
調和、群れ、規律を大切にしてきた彼らの体には、一人になる 免疫がない。
友だちの様子をうかがいながら、自分の座る場所を見つける。
座っても、落ち着かない。
しかし、3週間 何度か行っていくうちに、自分の意志で 感性で場所を見つけ、自分に向き合うようになる。
3週間後 考えたことや浮かんだことを「詩」や「言葉」で表現できるまでになっていた。
「個」「自分」「ひとり」に向き合わせてくれる大自然があってこそ。
誰かと一緒でないと行動できない、自分の意見が言えない、そんな空気を一掃してしまう大自然の力
思春期 自我意識が過剰に強いこの年代の子たちが、自然に出会うことは自分を取り戻す最良の方法なのだ。
「群れ」から「個」へ
健全な「個」が確立されれば、自ずと集団も健全な働きになる。