恋せよ!
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。
恋
「好きな人いる?」
Aくん:「いますけど、、、」「この世の人ではないというか、、、」
私と高校生の男の子の会話。
いるけど、この世の人ではない。私にはさっぱり分かりませんでした。
後で説明を聞くと二次元の女の子とのこと。
自分を振りかえるとアイドルに夢中になったり、マンガに出て来るような出会いを期待したり、確かにそんな時期はありました。
今の若者は、という気はさらさらありませんが、環境が変わってきているのを子どもたちの発言から感じます。
人生の選択肢として二次元やロボットに恋をし、ネットを使いひとりで生きることもあり得るのでしょうね。
人間は完璧ではないですよね。思い通りにならないことは山とあり、それを歴史は証明していますし、身近なところでも日常的に起こっていることです。
人に出会い、好きになり、ケンカし、失恋し、、その過程で人は様々なことを学びます。自分の都合のいい人なんてどこにもいません。みんな価値観が違うし、生きてきたバックグラウンドも違いますね。意見が合わなくて当然。そのあたりまえのことに気付くには時間がかかります。それも体験を通して時には痛い目に合いながら。
バーチャルな世界(ネットやAI)で自分の思い通りになる体験の延長線上には何があるのでしょうね。
人は人と会うことでしか人間にはなれないと私は思っています。
人を好きになることは自然なことです。自立することとひとりで生きていくことは根本的に違い、だれかと信頼関係を結び相手に対して寛容にお互いが歩み続けていくことこそが大切なのではないかと思います。
若者よ 人間に恋せよ!
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江