飛び立つには。
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江です。
安心して飛び立てるように
子どもには幸せになってほしい、自分らしく生きてほしいと親なら願いますね。
その願い(期待)が強すぎて、安定した仕事についてほしいな~ とか、結婚相手は生活が安定している人と などなど本心ではないでしょうか。親ごころとしては十分理解できます。
しかし、子どもには子どもの感性や好みがあります。ここで、親子喧嘩勃発。喧嘩が出来る関係はいい状態なんです。
グリムの昔話に「ヘンゼルとグレーテル」というお話があり、妹のグレーテルがお菓子の家のおばあさんをかまどに押し込み、無事に2人は戻ってきます。兄ヘンゼルの後をついてメソメソしていたグレーテルが自分の意思でおばあさんをかまどに押し込む行動は、自立のためのヒントなんですね。
親の圧力が強過ぎ、虐待 ネグレクトを受けたり、親子逆転現象が起きると子どもは子どもらしくいられなくなり、生きることに不安を抱き、反発もしなくなり、心を閉ざしていきます。だんだん、子どもの心が壊れていくんですね。だから、反抗期は必要なんです。親はかまどに放り込まれ、痛い目にあうのですが、、、
子ども時代に思いっきり、子ども時代を過ごし、3度の反抗期を迎え、親子それぞれ乗り越えてきたときに子どもは自己肯定感を持った大人になり、親も成熟してるんですね~
子どもが安心して口応えが出来る環境、正常値のバロメーターです。子どもが反抗しなくなったり、自分の意思を言わなくなったり、覇気が感じられないとき、振り返ってくださいね。
期待や願いが強すぎて、子どもの心を潰していないか。
そして、子どもが飛び立つ際には、「いってらっしゃい」と笑顔で送り出しましょうね。
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江