黒姫より帰還
黒姫より帰還
夏恒例の黒姫キャンプより帰還しました。
今年の黒姫は昨年参加したオレゴン国際キャンプの砂漠地帯並みに暑かったです。
今回も様々なドラマがありました。
ホームシックになる子、グループに溶け込めない子、ケンカあり、笑いあり、涙あり、人が集まればどこでも起きる現象ですね。
しかし、このキャンプはいつも後味が良いんです。
なぜって?それは本来人間の持っている感覚をすべて使い、普段使われていない部分を作動して来るからなんですね。
このキャンプにはアメリカ、カナダ、中国、オーストラリア、そして北海道から沖縄までの小学1年生から大学生までが参加し、各グループ約30名、高校生がリーダーとして生活面からプログラム遂行します。
子どもたち同士が関わり合わなくては成立しないキャンプです。
そして、たとえ小さい子であっても荷物の管理、インフォメーションの理解、プログラムへの参加をしなくてはいけません。
家だと甘えが出てしまうところでしょうが、キャンプ期間中は少々我慢が必要です。
自己管理能力、理解力、相互扶助能力、コミュニケーション力がフル稼働、テレビもゲームもコンビニもありません。
そんな環境普段の生活ではあり得ませんよね。
しかし、子どもはそれなりに対応するものです。知らない間にお互いが助け合ったり、認め合ったり、許し合ったりしています。
便利で、子どもの思い通りになる環境が良いとは思いませんよね。しかし可愛い子どもに旅をさせる親はどのくらいいるのでしょうか。
困難は悪いことではありません。
子ども自身が気付き、成長するためには必要なことなのです。
家族での旅行や楽しませてもらうテーマパークとは違った体験を子ども時代に体験した子は大人になってからの逞しさや生きる力に差が出ます。
それは、子どもの財産となり、お金では買えない底力となります。
親が子どもに残すものはお金ではありません。お金はいつかは無くなります。そして大切な物を見えなくしてしまう負の部分も持っています。
使っても使っても枯渇しない「生きる力」こそ子どもに残すものではないかと私は考えます。
可愛い子には旅を!
「絵本」と「コーチング」で笑顔を生みだすUluru代表 中村 文江
孫育ての絵本講座開催
積志協働センター
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